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アグロエコロジー

アグロエコロジー:ブラジル・マトグロッソ州

アグロエコロジーとは?

 アグロエコロジー(Agroecology)は世界で現在推進されている工業化された農業に対するオルタナティブと広く認知され始めている農業や社会のあり方であり、それを求める運動であり、科学のことを意味します。

 有機農業で追求されている理念と共通するものは多いのですが、アグロエコロジーが扱う範囲は農薬を使わない農法などに留まるものではありません。生態系を守る農業のあり方や社会のあり方を求める科学や運動、実践すべてを含みこむものだといえるでしょう。

 工業化された農業に対するオルタナティブとして、化石燃料に依存する工業化された農業に代わる食料生産と環境の未来を保障するものとして、取り組みが世界各地で始まっています。FAOは2013年にアグロエコロジーを世界的に推進するために、国際的な小農民運動団体であるVia Campesinaとの連携を発表しました。ブラジルやキューバなどを中心に草の根の運動としてだけでなく、政府の政策レベルでも取り上げられ、成果をあげつつあります。

 このアグロエコロジーに向けた世界の動きを紹介していきます。ぜひご注目ください。

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最新情報

健康、環境そして食料保障—農薬その他の汚染物質

2016年01月29日 アグロエコロジー, バランゴンが作り出す世界, 世界のオルタナティブ, 遺伝子組み換え問題 コメントは受け付けていません。

健康、環境そして食料保障—農薬その他の汚染物質

農薬問題の第一人者、ロメオ・キハノさんが語る農薬問題。ガン、腎臓病で農業労働者が、その家族が命を落としています。日本に輸出するプランテーションの中のことを私たちはどれだけ知っているでしょうか? ネグロス・サミット報告をご覧ください。

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グローバルな食のシステムの危機:ネグロス・フード・サミット

2015年11月27日 アグロエコロジー, 世界のオルタナティブ, 遺伝子組み換え問題 コメントは受け付けていません。

グローバルな食のシステムの危機:ネグロス・フード・サミット

11月7日に行われたネグロス・フード・サミットでのATJ政策室印鑰(いんやく)による2番目の基調報告です。グローバルに起きている食の危機について問題提起をしています。気候変動、健康危機、巨大企業による独占という3つの視点から考えます。

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危機の中のネグロス:ネグロス・フード・サミット

2015年11月26日 アグロエコロジー, バランゴンが作り出す世界, 世界のオルタナティブ コメントは受け付けていません。

危機の中のネグロス:ネグロス・フード・サミット

11月7日、ネグロス・フード・サミットが開催されました。自由貿易協定により多国籍企業が食のシステムをますます自由にできる時代に対して小規模生産者と消費者の連帯運動はどのように対抗していくかについて討議したものです。 まずはオルター・トレード社代表のヒルダ・S・カドヤによる基調報告です。

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マリで国際アグロエコロジー・フォーラム

2015年03月24日 アグロエコロジー, 世界のオルタナティブ コメントは受け付けていません。

マリで国際アグロエコロジー・フォーラム

2015年2月24〜27日、アフリカのマリ共和国のニェレニで国際アグロエコロジー・フォーラムが開かれました。このフォーラムは昨年9月ローマで開催された国際アグロエコロジー・シンポジウムを受けて、開催されたもので、マリの小農民組織を中心に、アフリカの小農民組織、漁民組織、先住民族組織に加え、ラテンアメリカの団体も関わって開かれたものです。

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アグリビジネスと闘うブラジルのアグロエコロジーと世界の食料システムの危機

2015年02月13日 アグロエコロジー, 世界のオルタナティブ, 遺伝子組み換え問題 コメントは受け付けていません。

アグリビジネスと闘うブラジルのアグロエコロジーと世界の食料システムの危機

 2月11日、明治学院大学で「日本アグロエコロジー会議第1回勉強会」が開かれました。400名もの参加者を得て、日本の有機農業を牽引してこられている金子美登(かねこ よしのり)さんが執筆された「アグロエコロジー推進宣言」が読み上げられました。

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国際家族農業年で問われる日本の政策

2015年01月6日 アグロエコロジー, 世界のオルタナティブ, 遺伝子組み換え問題 コメントは受け付けていません。

国際家族農業年で問われる日本の政策

11月24日に立教大学経済研究所主催で開催された「国際家族農業年から始まる小規模家族農業の道ーフランス農業開発研究国際協力センター(CIRAD)の研究者を迎えて」に続き、参議院議員会館でフランスのCIRADの研究者と共に、院内集会で日本の状況が報告されました。

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「国際家族農業年から始まる小規模家族農業の道」セミナー報告

2014年12月4日 アグロエコロジー, バランゴンが作り出す世界, 世界のオルタナティブ コメントは受け付けていません。

「国際家族農業年から始まる小規模家族農業の道」セミナー報告

2014年11月24日、立教大学経済研究所主催で「国際家族農業年から始まる小規模家族農業の道ーフランス農業開発研究国際協力センター(CIRAD)の研究者を迎えて」と題されたセミナーが開催されました。

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アグロエコロジーに何を学ぶか

2014年09月17日 アグロエコロジー, 世界のオルタナティブ コメントは受け付けていません。

アグロエコロジーに何を学ぶか

 世界的な潮流となりつつあるアグロエコロジー運動。ブラジルではどのような発展をしてきたのかを、ブラジル・アグロエコロジー全国連合の事務局長デニス・モンテイロ氏に聞きました。

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「国際家族農業年と人びとの食料主権」報告書

2014年07月28日 アグロエコロジー, バランゴンが作り出す世界, 世界のオルタナティブ コメントは受け付けていません。

「国際家族農業年と人びとの食料主権」報告書

 6月14日、上智大学グローバル・コンサーン研究所主催で「国際家族農業年と人びとの食料主権」をテーマに愛知学院大学の関根佳恵さんを講師としたセミナーが開かれました。  その報告集ができました。今年2014年は国連により国際家族農業年と定められています。しかし、なぜ今年が家族農業年なのか、単なるイベントではありません。そこには現在の大規模農業に対して小規模家族農業に転換しなければ食料保障や気候変動などの問題に対応できなくなってしまうという危機意識があります。

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報告:セミナー「国際家族農業年と人びとの食料主権」

2014年06月19日 アグロエコロジー, バランゴンが作り出す世界, 世界のオルタナティブ コメントは受け付けていません。

報告:セミナー「国際家族農業年と人びとの食料主権」

6月14日、上智大学グローバル・コンサーン研究所(IGC)主催「国際家族農業年と人びとの食料主権」と題されたセミナーを愛知学院大学の関根佳恵さんを講師に開催しました。まずはそのセミナーの内容を速報します。

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